危ない肩こりについて
注意しないといけない肩こり
肩こり・首の原因で上げた通りそのほとんどは生活習慣・仕事・ストレス・環境的なものが要因となって起こることが多いのですが注意しないといけない肩こりもあります。
重大な病気があってその症状の一つとして肩こりが起きている場合です。
● 内臓疾患や病気からくるもの
内臓が悪かったり・何らかの病気で肩こりを感じる場合があります。
内臓・内科的疾患からくるものの特徴は一般によく起こる肩こりと違い、単に肩がこる症状だけではなく肩こり以外に様々な症状(頭痛・背部痛・胸痛・めまい・動悸・息切れ倦怠感・咳など)が重なって起こってくることに特徴があります。
◆ 内臓疾患・病気からくる肩こり
その見分け方は・・
● 揉んだり・動かしたり・運動・入浴などで軽減されるかどうか・・
安静にしても日を増すにつれ症状がひどくなり改善しない・・がポイント。
整体やマッサージ、ストレッチや運動・入浴などをすると楽になれば単純な血行不良による肩こりの可能性が高いといえます。整体やマッサージをすると単純肩こりなら1~3回程で楽になってくるのが普通です。 これらのことを続けても楽にならない日に日に重くだるくなる・今までとは違うコリを感じるいつまでも重い痛みが取れない・・こういった場合は内科・整形など専門医を受診して原因となっている病気を見つけ出し治療することが 重要になってきます。
● 以下の症状が肩こり以外に続きなかなか改善しない場合は専門医に一度、診てもらいましょう
- ① 体の疲労感が強い・取れない
- ② 胸の方も重苦しい時がある、
- 動悸もする。
- ③ 発熱をともなう
- ④ 指先や関節が腫れ節々が痛い
- ⑤ 最近食べているのに痩せてきた
- ⑥ 頭痛がよく起こり吐き気やめまいを
- 伴うことがある
- ⑦ 手がしびれがとれない
- ⑧ 動かしにく感覚(麻痺)がある。
- ⑨ 片方だけがひどく凝ったり、
- 強い痛みが走る
- ⑩ 気分の落ち込みがとれない
肩こりを伴う主な病気
● 心臓病 (狭心症・心筋梗塞)
肩周辺の痛みや重だるさなど肩への関連痛でよく知られているのが心臓疾患です。とくに狭心症・心筋梗塞はそのままにしておくと命に関わる重大な病気なので注意が必要です。 特に左側の肩や背中が凝る・胸にかけての痛みがでたり、また、左手の小指が痛くなったり・重だるくなることがあります。激しい胸痛発作がおこることもあり、おかしいと感じたらすぐ医療機関を受診しましょう。
特に危険なのは心筋梗塞です。
心筋梗塞が発症する前に約9割の方が狭心症という前触れの発作を経験しています。肩がこるという感じだけでなく、背中全体が痛んだり強い胸焼け・胸が締め付けられる感じする・人によっては最初「胃痛」と勘違いするする人もいます。こういった症状が日常起こる場合は注意する必要があります。狭心症の痛み(狭心痛)は人によって様々ですが、多くは数分で治まることがあります
狭心症の発作の頻度が急に増えてきた時、安静時にも発作が起こるようになったときなどは特に心筋梗塞の前触れとなるサインだと考えられます。また、動脈硬化、高血圧症、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病、肥満、ヘビースモーカー、 タイプA行動パターンなどの危険因子がいくつかあり、上記の自覚症状がある人はできるだけ早く専門医に相談しましょう。
● 肝臓障害
右肩や右肩甲骨周辺、背中が痛む時は肝臓や胆嚢に障害がある場合があります。肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ初期の自覚症状がほとんど現れないことでよく知られています。肩のこりだけでなく、右悸肋部(右脇腹)に鈍痛を感じたり、風邪をひいた時のように体がすごく重たく、常に疲れが取れない・血液検査などで肝臓の数値がいつも高いなどの心当たりがある方は注意して下さい。
● 胃腸障害
胃の調子が悪い時は胃部に痛みや不快感がでることが多いですが、肩甲間部(背中よりやや上部)に痛みや重苦しい感じがすることがあります。長引くような場合は注意し、気になる場合は専門医へ。
● 肺の病気
感染症による肺炎は気づかないものもあり、背中が痛んだり違和感を感じたりします。 肺結核や肋膜炎では咳や微熱・だるさが主な症状ですが、最初は背中や肩・肩甲骨、周辺が凝ったりだるかったりすることがあります。しかし、感染症などでは単に肩がこるだけということは少なく、熱や倦怠感など日を増すごとにでてきたりするので注意して経過を見てあてはまる場合は専門医の診断を受けましょう。風邪と非常に似ているので、疲れが溜まっていると勘違いする時があります。 大事なポイントは症状の現れ方と期間です。疲れて通常風邪を引いた場合は2週間ぐらいでは、おおよそ完治します。「おかしい・・」と思ったら専門医を受診するなど早めに次の手を考えることは大切です。
● 鬱など精神的疾患
精神的な疾患は落ち込み・気分がすぐれない・イライラ焦る・不安感など心や感情に現れることが多いですが、時にはそれと同時に身体にも現れることも多いです。肩が凝って重い感じがとれない・疲れた感じがなかなかとれないなど・・・。
ここも大事なポイントは症状の出方と期間です。単に疲れが溜まって身体がキツイ場合などは、しっかり休んだり整体やマッサージ・鍼などで血液循環を促し疲れを取ったり、旅行などで精神的にリフレッシュできれば、自然治癒力が働き回復してくるはずです。対策をとっているにもかかわらず、症状が改善しないのは理由があります。自分の治癒力では追いつけない状態になっていることもありますので、専門医や専門家に相談してみましょう。鬱などの精神に現れる疾患は、単に休んだり薬を飲むだけですんなりと回復しない場合もあります。
その人の考え方などストレスケアから運動・食事など日常生活に大いに関わっている側面があるので、その辺りも含めて専門家に相談するのがいいでしょう。
肩こりや首の凝りが
関係してる症状
肩こりや首のこりは、何か原因があり短期的に症状が改善される場合には、あまり問題になりませんが、その症状が長期にわたり続くと、身体や心の面にも影響を及ぼすことがあります。
長年慢性的に肩や首のこりがある方は、改善する対策をとる必要があるでしょう。たかが肩こり、されど肩こりです。
① 自律神経症状
肩こり、特に首のこりが慢性的にある方は自律神経に影響がでやすく、時にはバランスを崩しやすくなりますので注意が必要です。自律神経症状には様々なものがあります。
喉・胸の詰まり感・お腹の張り(腹部膨満感)などが起こる呑気症状(空気嚥下症)などは、肩や背中が凝ってるとその症状を強めたりすることがあります。肩や顎に力が入っているとより症状が強まったり、長引くこともありますので、肩・首・背中のこりを取り、合わせてストレス対策・運動(特に骨盤をよく動かす)などを取り入れることが大切です。
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